

デッキを設置する地面の準備
デッキを設置する地面が土の場合は軽く転圧して防草シートを敷きます。束を置く部分にコンクリート板などを敷くとより安定します。束を置く部分は出来る限り水平に調整します。
VADP調整束の組み立てと配置
VADP調整束を大体の高さに仮に組み立てます。デッキ張り方向の両端に配置する調整束はそれ以外の束より60mm低く組み立てます。
仮組みしたVDAP調整束を図面①を参考に配置します。束は基本的には置くだけですが下地がコンクリート土間等の場合はボンドで固定するとより安定します。
VADP樹脂根太の設置
位置が決まったらVADP調整束のジョイントプレートにVADP樹脂根太を置くようにはめていきます。VADP樹脂根太のはまり具合によってはジョイントプレートと根太を側面からビスで固定します。ビスはステンレスのコーススレッドを使用します。
両端の低く仮組みしたVADP調整束の部分に600mm程度に短く切断したVADP樹脂根太を取り付けて、その上に一番端の長い根太をビスで取り付けます。ビスはステンレスのコーススレッドを使用します。
基礎のレベル調整
全てのVADP樹脂根太を並び終えたら水平器を使って高さを調整します。高さの調整はVADP調整束のベース部分を回転させることで簡単に行えます。高さの調整を終えたら全てのVADP調整束の固定カラーを締めて固定します。
※ 幕板や手摺を取り付けない場合はこの次にデッキ床板張りの作業に移ります→

幕板の基礎を取り付ける
幕板を取り付けるための基礎を800mm程度の間隔で取り付けます。(図面②参照)幕板用の基礎は根太に使用したものと同じ60mm角の樹脂棒を切断して使用します。
幕板を地面近くまでの高さに貼る場合は幕板基礎を根太と地面に挟まる位の長さに切って作ります。幕板を上段しか張らない場合は幕板基礎をその長さに切断して作ります。 幕板基礎は根太の上から長いビスで固定します。ビスはステンレスのコーススレッドを使用します。
手摺の基礎を取り付ける
手摺をデッキ上に設置する場合にはあらかじめ手摺の柱を立てる位置に基礎を追加します。両サイドは長い根太の内側に同じVADP樹脂根太を抱き合わせにしてビスで留めます。
前面側は根太と根太の間にVADP板材を図面②のようにビスで固定します。ビスはステンレスのコーススレッドを使用します。
